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電気工事会社の賢い選び方
電気工事は、現場でもあまり目立つことのない裏方の仕事です。
大工さんや建具屋さんと違って、扱うのはお客様から見えにくい部分がほとんど。
それだけに、テナントのオーナーさんや個人の方はもちろん、建設業界の方でも
「何を基準に選んで良いかわからない」というのが現実ではないでしょうか。
そこで、ここでは電気工事会社をしっかり見極められる6つのチェックポイントをご紹介します。
その会社の姿勢やスキルの程度が、おのずと見えてきます。
一口に電気工事といっても、現場や仕事の内容は多岐にわたり、会社によって得意分野は異なります。
ハウスメーカーの下請けに徹しているような会社は、飲食店の電気工事は難しいでしょう。
照明には精通しているけれど、監視カメラの設置は苦手、というような場合もあります。
依頼する工事内容に即した実績を、豊富に持つ電気工事会社に依頼するのが、あらゆる面で得策です。
当然、経験を重ねた分野は早く正確に仕事を進められますが、経験したことのない工事は、
時間がかかるうえ工賃もかさみます。
最近ではホームページを公開している電気工事会社も多いので、比較的簡単にチェックできます。
電話などで問い合わせても、スキルと経験に自信のある会社なら、堂々と実績を教えてくれるはずです。
現場に来た電気工事士は、元気よくあいさつしてくれるでしょうか?
あなたの質問や疑問に、礼儀正しく対応してくれますか?
電気工事士は接客業ではありませんが、受け答えが良いに越したことはありません。
それ以上に、実務的にも、コミュニケーション能力は電気工事士のとても重要なスキルです。
建築現場では、大工さんや建具屋さん、内装屋さんなど、実にさまざまな職人さんが一緒に仕事をしています。
皆それぞれ段取りがありますから、作業したい箇所が重なることもしばしばです。
そんなとき、自分の都合ばかり押し通すことはできませんし、相手に譲ってばかりでは仕事が進みません。
コミュニケーションが上手に取れない電気工事士は、現場を混乱させ、工期を遅らせる原因になります。
通常は、見積を出す前に、電気工事士が現場を見に来ます。
そんなときは、要望や質問をどんどんぶつけてみましょう。
分かりやすく、丁寧に説明してくれる会社は、その後の対応にも信頼が置けます。
反対に、「相手はどうせ素人だから」と、適当に対応する会社は要注意です。同じ調子で、あいまいな根拠で見積されては大変!
もちろん、口べたでも良い職人さんはたくさんいますが、判断基準のひとつだとお考えください。
もうひとつ、見積の前に聞いておきたいのが工事の内容と方法。
電気工事に限らず、職人はとかく自分の得意な方法を提案しがちです。
たとえばLED照明への付け替えを提案されたとしても、本当は蛍光灯・電球のほうがあなたの利益になるかもしれません。
複数の選択肢をきちんと提示し、選ばせてくれる会社は、信頼性が高いでしょう。
ご自身で判断するのが難しければ、ちゃんと相談に乗ってくれるはずです。
工事代金の総額だけで電気工事会社を判断するのは、失敗のもと。
見積の良し悪しを簡単に判断できるコツは、細かな項目を確認することです。
項目が「電気工事代金一式」だけ、など大ざっぱな見積は、
安く見えても大事な工程を省いているかもしれません。
こちらに知識がないのを良いことに、高い工事代金をふっかけられている可能性もあります。
反対に、一人あたりの工賃、工事に必要な日数や人工、材料費、諸経費など、
細目の分かれた見積を出そうとすると、ごまかしが効かなくなります。
金額の妥当性を理解しやすくなりますし、そもそもお客様に対する最低限の誠意です。
クルースタイルでも、見積はできるだけ細かく出すように心がけています。
企業秘密がばれてしまうので、他の電気工事会社さんには見せないでください(笑)。
見逃しがちですが、資材の調達先は大変重要なポイントです。
最近ではネットなどで低価格の資材を仕入れることができ、プロが使うケースも少なくありません。
工事は安く上がるかもしれませんが、リスクがあることも理解してください。
品物が同じなら、どこで仕入れても同じ、という訳ではありません。
正規代理店から仕入れていれば、メーカー規定の補償が付くので、万が一トラブルがあっても、すぐに対応してくれます。
チェックを4つ以上付けられる電気工事会社なら、依頼を前向きに検討できそうです。
クルースタイルは、あらゆるお客様に、6つすべてのチェックを付けていただけるよう、
固いポリシーを持ち、独自のビジネスモデルを磨いて来ました。
よろしければ、私たちの自己紹介をお読みください。